カーニーズのパートナー
パートナーインタビュー Vol.3 菓子工房 雅(Pâtisserie Miyabi)
菓子工房 雅(Pâtisserie Miyabi)オーナーシェフ
中村 竜一
今回は東金・大網エリアにお店を構えられている、クリスマス等のイベントでは行列もできるほどのパティスリー「菓子工房 雅」のオーナーシェフである中村さんにインタビューを行いました。弊社の既存スーパーにはもう既に商品提供をしてくださっていて、今回のCarney'sでも素敵な商品をご準備いただいております。今回のCarney'sへのご協力いただける経緯や、開業のいきさつ、お菓子やケーキへの思いやこだわりを伺いました。
本日はインタビューの機会をいただき、誠にありがとうございます!まず中村さんご自身の自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
ありがとうございます。「菓子工房 雅」オーナーシェフの中村と申します。今大網駅の近くで「菓子工房 雅」を開業し、老若男女問わず、地域密着で焼き菓子やケーキなどをご提供しております。
2024年の4月で2年が経ち、3年目を迎えました。お店自体は今妻と2人で、私がお菓子やケーキを製造して妻がお店の前に立ち販売をしてくれています。
弊社とは長いお付き合いでいつもお世話になっております!中村さんのご経歴をお聞かせいただけますか?
高校を卒業したあと、調理関係の専門学校に1年間通いました。新卒で都内の年間2000組の結婚を取り計らう結婚式場に就職し、週末になると土日合わせて50件の挙式のウェディングケーキや婚礼のデザートを作っておりました。新卒でもあったのでひたすらにケーキやデザート作りに没頭して、ケーキの作り方の基本的なことをとても勉強させていただきました。そしてお休みの日には当時そこのシェフだった方から紹介していただいたパティスリーで修行をしに行ってました。
そのお店の店主と出会い、独立を考え始めました。大手のホテルで培った経験をお店に活かせる技術を持っていながら、自身のケーキ作りやお店、お客様に対してもとても熱い、情熱的な方で当時とても感銘を受けたのを覚えております。今では師匠として追いつきたい、追い越したいと思いながら現在私自身も開業させていただいている形です。
結婚式場のあとは千葉に戻り個人で経営されているパティスリーにて働かせていただいておりました。そこでパティスリーとしてお店を営む経営方法や商品設計などを学びました。
その後、再度独立を目の前にしながら、今一度腕試しをしたいと大手ホテルに転職しました。そこでは大手さながらの規模感で、豊富な食材を自身の好きなように活用することができ、自身のやりたいことを色々と試すことができました。今となっては贅沢なお話ですね。笑
ただコロナが蔓延してしまった時期と重なり、ホテル自体も立ちゆかない状況を目の前にしたこともあって、もう思い切って自分でやってしまおうとホテルを辞めて開業させていただいたというのが現在までの経緯となります。
コロナの大変な中ですごい決心でしたね!現在は雅自体、イベントでは行列もできるほどの繁盛されていると伺っておりますが、ここまでたどり着く間で大変なことはなんですか?
大きくは2つあります。1つ目は開業のための資金調達です。コロナの時期もあいまり、開業資金に関しては調達が非常に難しくなっておりました。政府系金融機関やいくつかの銀行に相談をしてもなかなか取り持ってもらえないこともあり、お店の工事も含めてどんどんとスケジュールが後ろ倒しとなっていきました。その時にはホテルを退職していたこともあって生活していくお金の面でもなんとかしないとと焦っていたのですが、ご縁があり、融資をしていただけました。ただ想定していたスケジュールよりも数ヶ月伸びてしまって、その間の生活は大変だったことを覚えております…。
2つ目は地域の皆様へ愛されるお店作りです。これは今でも精一杯心がけているのですが、地域の皆様に求められてるものを作ることができないと皆様に商品を愛していただくことはできないと思っています。東金・大網エリアでは幅広い層に美味しく見た目でも楽しめるように商品開発することを心がけております。
地域密着だからこそ競合店舗は限られていて、美味しいというのは絶対。価格も手に取ってもらいやすいものにするのに試行錯誤を重ねて今ではありがたいことにお店としてたくさんのお客様に知ってもらって親しんでもらっているのではないかと少しずつ実感を持てています。
お話を伺っていて弛まぬ努力をされていることがひしひしと伝わってきます!今回大網駅前での開業ということでしたが、この地にゆかりはあるのでしょうか?
実は東金出身でして、東金・大網エリアは地元なんです。時間がゆっくり流れ、過ごしやすく、住みやすい。とても素敵な雰囲気を持つこのエリアが好きなんです。元々住んでいたからこそ恩を返したいとも思っていて、少しでもこのエリアを盛り上げたいとこの地を選びました。少子高齢化、人口減少だったり色々なことが起きていますが、地元の素敵な地域の人口が減っていき活気がなくなっていくのが嫌なので、少しでも素敵な街にできるよう頑張っていきたいと考えております!
ビジネス視点はもちろん、地域貢献の視点も素晴らしいですね!続いてCarney'sとの出会いやご協業の決めたきっかけなどぜひお聞かせいただけますか?
運営元の宍倉株式会社の方との出会いがきっかけで主婦の店などの既存のスーパーとのお取引が増えました。宍倉の方が開業当初に来店してきていただきました。その時にはどなたかわからずだったのですが、プリンを持って帰っていただいたところ、
その翌日にまた来てくださったのです!実は主婦の店の者でとご紹介を受け、『昨日のプリンがすごく美味しかったから、ぜひお店に置かせてください!』とご提案を受けました。
主婦の店は実は子供の頃から行きつけでたくさんの思い出があるスーパーでした。まさか子どもの頃から行かせていただいているスーパーで自分の商品を置けるとは思ってもいなかったので、そのこともあり、二つ返事で快諾しました。ビジネスなので利益のお話にもなりましたが、私が「少しでも多くの地域の皆様に召し上がっていただきたい」とお話をしたところ、その方が私の熱意に共感していただき、ぜひとも置かせていただきたいし、ビジネスパートナーとして対等でありたいと、とても良好な関係性でご協業に至ったことを強く覚えております。
そんな素敵なエピソードが!雅様にご協業いただき我々もとても嬉しいです!それでは最後に今後の展望を教えていただけますか?
先ほどと少し重なる部分もあるのですが、この東金・大網エリアをよりよい街にしていきたいと考えております。もう少し具体的にいうと、街が活気で思いつくのはやはり子どもたちの遊んでる姿や笑顔だと思っています。来月幼稚園のお祭りに協賛で参加するんですが、せっかくケーキ屋さんという名目があるので、そういった地域のイベントに参加してより地域を盛り上げていきたいです。ケーキはいろんなお祝いやイベントで使われる通り、人を元気にする力があると思いますし、子どもならケーキを嫌いな子もあまりいないと思うので盛り上がってもくれると思います。
まずは雅を地域からもっともっと愛されるお店へ成長させていきたいと思います。
お客さんがあってのが仕事なんで、商品を買っていただいてしっかり喜んでもらえるっていうお客様の満足度やまた買いたいと思う気持ちを持っていただかないと売上にも繋がっていかないですから。まずは皆さんに食べてもらって喜んでいただいたり、満足していただくこと、これに尽きると思います。
これからも精一杯頑張って大網になくてはならないパティスリーになれるよう頑張っていきます!
ご精読ありがとうございます!今回は菓子工房 雅 (Pâtisserie Miyabi)オーナーシェフの中村さんにインタビューをさせていただきました。こうしたようにたくさんの企業様とパートナーとしてCarney'sは運営させていただいております。実は私は今回が初回訪問だったのですが、プリンや焼き菓子をいただきましたが、非常に美味しくまた必ずリピートさせていただこうと思っております!ぜひCarney'sと雅様へのご来店をお待ちしております!